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不憫な子供のように(vol.115/2002.10.15)

中島みちさんの『誰も知らない明日』(文春文庫)
という乳がん体験記の中に
自分の手術した胸の傷と向き合うシーンがあります。

彼女は自分の傷と
退院後自分の部屋で一人で向き合って
「私の体以上には
このがん細胞は広がっていかないのだ」と思い、
安堵感を覚えたと書いています。

私は2年半経ちますが、まだ正直言って
そこまで突き抜けて考えることは出来ません。
多分医師以外の男性にはこの傷は絶対に見せられない、
ということしか頭に浮かんできません。
ただ、そういう意味で
「この傷跡は私しか
見てやれる人はいないのだな」と思い、
自分の一部として
不憫な子供を可愛がってやるような気持ちで
毎日朝は着替えの時、夜は風呂に入るとき
この傷と向き合っています。

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