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幸せ(vol.13/2001.9.01)

私と友人がやっている研修会社のトレーニングに、今、
全盲の女性が3ヶ月という長丁場のプログラムを
受けに来てくれています。
(3ヶ月といっても、1、2週間に一回、夜とか週末に
ミーティングしたり、コミュニケーション実習を
してるんですが)

初めのうちは正直言って、こんな風に思っていたんです。
「私は癌でよかったな、目が見えないことに比べたら、
ずっと私は幸せだ」って。

確かに目が見えないことは本当に大変なことなのですが、
私の「~よりかは私は幸せだ」という考え方は、
何かとても寂しい幸せの感じ方だなとフト、気づきました。

今回に限らず受験戦争の中で幼い時を過ごしたせいか、
~よりか幸せだ、~よりか勝っている、~よりかましだ、
~さんの症状より自分は軽い、~さんは転移して大変だ、
というようなことをお腹の中で無意識にやっているな、
と思ってしまいました。

「幸せとは何々だ」とはっきり言えるほど、
そんなに年もとってないつもりだし、経験も少ないけど、
少なくともこの「比較幸福」のようなことをしている時は、
正しい状態が手に入っているだけだな、と思いました。

幸せは「なる」ものでもなく、
ましてや「比較してみる」ものでもなく、
自分自身に毎日、何を与え、何を許しているかを
味わっている時、感じられるものなのではと思います。
きっと幸せは「感じる」ものなのだと今の私は思います。

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