« トンチンカンでいい(vol.147/2003.02.18) | トップページ | 妙な自信(vol.149/2003.02.25) »

世界の中心ではなくて(vol.148/2003.02.21)

宣告を受けたときの3年前の師走のあのときのことは
すべて覚えているような覚えていないような、
変な記憶です。

入院前にも検査をいろいろとするとのことで、
そのスケジュールの確認で
長いこと外来の待合室に待たされていたことは
よく覚えています。
青い寒々しい色の真新しいベンチが延々と続く
病院の廊下でした。

それを見ていて思っていたことは
「自分が自分の世界の中心だと思っていたけど、
ちょっと違うのだな」ということです。
それは失望でもないしもちろん喜びでもない感覚で、
ただ今まで「自分がやらねば」と思っていた
心の筋肉をちょっとゆるめたような心もとない
感覚でした。

もちろん病気は自分が克服していくものですが、
でも「自分が」「自分が」でなく
何だか何かに生かされ、または休まされたり、
ときには消されたりして生きていくのが
人間なのだという感じを深く味わったのでした。

|

« トンチンカンでいい(vol.147/2003.02.18) | トップページ | 妙な自信(vol.149/2003.02.25) »

心と体」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。