« 私が~します(vol.309/2005.08.23) | トップページ | present(vol.311/2005.09.06) »

ありがとうございますっ!(vol.310/2005.08.31)

入院中に抗がん剤で体力的にも精神的にも
ぼ~っとなって見ていたテレビですが、
ぼ~っとなっているからこそ、
飛び込んでくるせりふが妙に意味深で、
ときには大きな心の開きを作ることもありました。

抗がん剤を2回投与してもあまり効き目がなさそうで、
「どうなるんだろうなあ」と不安になりながら
見ていたテレビで、
一代で大きくした会社の社長さんが、
若いときのバイト時代のことを語っていました。
喫茶店でウェイターをしていたそうです。
ちょっと強面のお兄さんがお客さんとして来店し、
ドキドキしたそうです。
その人の注文のコーヒーを恐々持って行ったそうです。
そうしたら自分の背中に恐いお兄さんの呼び止める声。
振り向いてみたら、今運んだコーヒーに
小さなゴキブリの死体が浮いていたそうです!
当然その恐いお兄さんが怒っています。
「どうしよう」と思ったそうです。
そして咄嗟に出た言葉は
「ありがとうございますっ!!」だったそうです。
そしてすぐに新しいコーヒーを運びなおし、
「よい指摘、本当にありがとうございます」と
言い直して、つじつまを合わせたら、
そのお兄さんの怒りは収まったそうで、
そのとき、「すべてはこれだ!」と確信をもったそうです。

私もなんとなく朦朧とした頭で
「この自分の状況も、神様だかご先祖様だかに
とにかく、何か新しい局面を与えてくれて
『ありがとうございますっ!』、
ここからだな」と漠然とですが思いました。
ちょうど抗がん剤が効く時期に来ていたのでしょうが、
その後3クール目からものすごくよく薬が効いて、
今の5年サバイバルした私がいます。

|

« 私が~します(vol.309/2005.08.23) | トップページ | present(vol.311/2005.09.06) »

心と体」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。