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鬼門の言葉「お大事に…」(vol.339/2006.04.16)

絵門ゆう子さんが亡くなったので、
テレビでは彼女の特集をたくさんやている先週でした。
その中で印象的だった彼女の言葉。
「『お大事にね』って、しっとりと言われると、
結構、逆にがっくり来るのよねぇ」。

そうです。
この言葉は健康な人はよかれと思って放つ言葉ですが、
がん患者はめげる、傷つく言葉です。
でも私もなる前は平気で人に言ってきたなぁ、きっと。
気づいていないだけに怖ろしい。

「お大事に」っていうのは、結局、
「私たちは健康な領域にいます。
あなたはあちらのがん、病気という領域ね」
と言っているように聞こえるのです。
私も今でもこの言葉を、目一杯の笑顔と優しい言葉で
言われると、いたく落ち込み、傷つき、そして苛立ちます。
そしてそんな了見の狭い自分に嫌気がさします。

どちらにしても、あっちとこっちの線上に立っていきたい。
物事には様々な断面があることを思いながら、生きていきたい。
丘のようなところに出て、
もっともっと広く周りを見渡しながら、気づきを深め、
人生のトレッキングをしていきたい。

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