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生きていくこと(vol.50/2002.01.28)

入院中、同室だった子宮がんのIKさんは、
術後すぐにやった抗がん剤治療が合わなかったのか、
ある日突然、高熱と意識不明で回復室に連れて行かれ、
オロオロしたご主人や息子さんが言うには
「先生方も長い治療生活でこういうのは初めてで
よくわからないと言うのですが、
もしかしたら失明するかもしれないんです」
等と言っていて、同室の私たちは震え上がってました。

でも結局、意識も戻り元気になり、
また私たちの部屋に1週間したら戻って来ました。
何事もなかったように
昨日まで心電図などをとるために
機械を挟んでいた指先で
蜜柑をむいたり、
さまざまな強い薬を飲んでいたのと同じ口で
「なんか毒でも、もられちゃったかねぇ」なんて
軽口をたたいたりしているのを見ると、
つくづく
「こういうことが『生きていく』ってことだよねぇ」
と、妙に感慨深く思うのでした。

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