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分離法(vol.399/2008.06.17)

ボランティアで病棟を訪問すると
もじもじしてなかなか話をしない人とか、
一通り、聞きたいことを聞いてその後
「これを話そうかどうしようか」
と思案顔をする患者さんがいらっしゃいます。

そういうときに私は
「話したくないことは無理に話さなくてよいんですよ。
話したいことだけ、話してくださいね」と言うと
ほぼ確実に「実は…」と言って、
ご自分の胸のうちを語りだします。

これは“分離法”というものです。
話せ、話せと言っても、人は話しません。
でも「話したくないことは話さなくてよい」と言われると
「はて、ちょっとだけ話したいことって何かな」とか
「絶対に話したくないことって、私って何があるのかしら」と
考え始めるのです。
そして「ちょっと言ってもいいこと」
「言いたくないこと」
「是非言いたいこと」というように脳は分けていきます。

分離していくと
「まぁ、これは言ってもいいだろう」ということも出てくるのです。
そして小出しに喋りだす中で
「やっぱりこれも聞いてもらおう」とこれからの不安を話していきます。
そして聞いてもらうことで本人はすっきりしていきます。

これは色々な場面で応用できます。
人は強要されても話しませんが、
「絶対に話したくないことは話さなくてもいい」という安心感を
与えてあげると、自分でその枠を超えていくのだと痛感します。

HP http://users.ejnet.ne.jp/~masako-9/

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