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信頼が全てを解決(vol.400/2008.06.26)

学生時代に行ったハワイ旅行で入ったレストランで
いやというほど待たされた経験があります。
すき焼きを頼んだのに待てど暮らせど出てこない…。
やっとワゴンで恭しくすき焼きの材料や鍋を
ゴロゴロとウェイターが運んできたと思ったら、
ゆっくりとした動作で、生卵を一つずつ割って
各自のおわんに入れて優雅にかき混ぜてくれています。
私たちは「そんなのいいから、早くこっちに渡せ~」って思いました。
でもウェイターは、まったくその空気を読まず、
にっこりと私たちに向かって微笑んでくれたりしました。

食べ始めてから英語が堪能な友人が再度、メニューを見て
笑い出しました。
それはなぜかというと、メニュー表の最後のページに
「どうか気長にお待ちください。
おいしい料理を出すのには時間が必要です」と書いてあったから。
早くそれを解読できていれば、イライラしながら料理を待たずに
済んだはずでした。

よくよく考えると私たちの人生もそうなのかもしれません。
ピンポイントで見ると「なんてことが起きているんだ!」
と思う最中でも、自分という生物は成熟していくのに
必要なことが起きているんだと思うと、
おきている出来事の味わいは随分と違うと感じます。

6月は8年前、毎週末、病院から帰宅が許され、
暗黒のような気持ちで日曜の夕方に入院先に戻りながら
28回の放射線治療をやった思い出の月。
出口がないような期間でした。
しかし、今となっては私という人間を熟成させるのに
必要な月日だったと痛感します。

HP http://users.ejnet.ne.jp/~masako-9/

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