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わがままのすすめ(vol.433/2010.03.17)

乳がん仲間、アンパントリオの一人が天国へ引っ越した
ブログメルマガに先日書きましたが、
トリオですからまだ同志が一人、生きております。

そのKさんは某都立大病院のナースの幹部。
「ナースでも進行がんになるのねぇ~」って
当時は変なところで感心をしたものです。

医療関係者のKさんは私には心強い、がん先輩でもあります。
そんな彼女が術前化学療法で入院していた私と
ある日、廊下で出会った際に
「あなたは術後もまだ化学療法をやると言われたら
どうするつもり?」と聞いてきたことがありました。
まったくがん治療の知識が当時はない私でしたので
「ええっ?、そんなことってあるの」と驚いて言いましたら、
「超大量療法、といってそういうのがあるんだよ。
でも欧米ではもうこれは成果が本当にあるのか、
疑問も出ているんだけど、
日本ではまだ腫瘍が大きい患者には薦めているんだよ。
私は実は言われたんだけど、拒否したの。
もうこれ以上、高熱とかでしんどい思いをしたくないから。
それでダメないのちなら仕方ないと開き直ったのよ」と言いました。

結局、私はその超大量療法という方法は言われませんでした。
拒否したKさんは元気で10年を生き延び、現役ナースで
今は夜勤もバリバリとこなしています。
そしてその大量療法はやはり成果が変わりないというか、
悪い統計も出ているのでここ日本の乳がん患者にも
今は殆ど試みないようになっているようです。

先日、帰宅したら母がぷんぷんしています。
聞くと、ただいま肺がん治療で入退院を繰り返している
父のために着替えを届けに行ったら
「もうしんどいから医者はあと1クールやるとか言っているが
もうやめにしてもらうように言った」という言葉を聞き、
「なぜ、あと1クールくらい、我慢が出来ないのか」
と母はイライラし、やるせない気持ちになっているようでした。

私は本人が決めたことなら、傍目にはわがままに見えることでも、
本人の意思を尊重したほうがよいと今では思っています。
それに10年も経ったら、
何が正しかったか?ながん治療なんですから。

男性の平均寿命とほぼ同じになっている父。
冷たいようですが、本人が「もういい」というなら
やめればいいと思います。
わがままを言いたいなら通してやったらいいと思います。

神の采配はどう出るか?ですけど、
その結果を最良と受け止める覚悟を本人そして家族が
構築していくことが最優先の重要事項と思います。

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