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目から鱗の患者の位置づけ(vol.458/2011.8.05)

先日、NHK『総合診療医 ドクターG』という番組を観ました。
「ドクターG」役の現役医師が出題者となって
実際にあった症状の再現ドラマから
登場人物の持つ症状の病名は何なのかを、
現役の若い研修医たちに討論させて考えさせるという
NHKならではの渋いエンターテインメント番組でした。

特に私が目から鱗が落ちる思いで聞いたのは
「ドクターG」役の、長崎大学の先生が
研修医たちに語っていたメッセージです。

その先生は若いころは患者さんから
「先生は、若くて健康でいいですね」と言われて
悩んだそうです。

そう言われても返す言葉がない。。。
患者のことを考えているつもりだけれど、
患者さんに対して同情しているだけで
共感をすることはできないではないか。。。

しかしその先生はある日
 「患者は医者の先輩だ」と考えることに決めたそうです。

若くて健康な自分でも、たとえ医者であっても、
いつかはその症状が起こることになるかもしれない。
だから自分たちはいずれそこに行く後輩として、
先輩である患者さんの身体から教えてもらっているので、
自分たちは先輩に共感する仲間。
そう考えて医療に携わり続けることを再決心したそうです。

これを聞いて自分は退院後、町を歩くお年寄りを見て、
「あの歳までああやって、元気に生き延びているとは、
 なんとすごいことなんだろう。
 まさに人生の先輩」と思ったことを思い出しました。
老人を見る目がその時から変わりました。

今、被災地にいる人たちも、
「震災を経験した先輩」として見る視点も大事ではないかと思います。

同情からは何も生み出さないと痛感します。
全ては尊敬と共感からだと思います。
それは医療現場だけでなく、様々な場面で言えることだと思います。

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