« エンジェル・アドボケイト(天使の提唱) (vol.469/2012.9.14) | トップページ | 小魚を煮るように (vol.471/2012.12.10) »

負けて勝つ (vol.470/2012.10.19)

トレーナー講座をやると時々質問されることは
「自分よりもすごい人が参加した時、
 どうやって平静を保ったらいいのでしょう?」。

確かにね~、困りますよね。
たとえばTCカラー講座ですと
色彩の知識や資格をいっぱい持っている方、
あるいはワンセルフカード セラピスト認定講座ですと、
カードセラピーに関してキャリアを持っている方、等など。

大抵私は「そういう時は“負けるが勝ち”だと思って
張り合わないことだと思うよ」と言います。

若い世代の方(20代後半~30代前半くらい)は
この「負けるが勝ち」という言葉は死語になっているのか、
キョトンとなさいます。
40代、50代の方は、「そっか~、そうですよね」と
ツキ物が落ちたように安心した顔をなさいます。

勝て、負けるな、負けたらおしまいだ。

受験戦争をかいくぐってきた自分は
主にそんなふうに言われて育ってきた気がします。

時には
負けから学べ、と言われますが、
そして勝て、と言われたように思います。
心のどこかで「負けない」ために生きてきたように思います。

でもがんになったのを契機に
「負けるのは、そんなに恐ろしいことなのか」ということを
考えて生きるようになった気がします。

負けた人間は、生きている価値がないのか、
といえば、そんなことは絶対にないはずです。

負けも勝ちもない、そんな時間が人生には沢山ある。

だからまずは一歩下がって、頭を垂れて。

私が、こんなこと思えるようになったのは、
「負けた経験」をしたから。

進行性乳がんという、
完全にノックアウトしてくる、
一生、勝つことはできないものと
一緒に生きるようになったからじゃないかという気がします。

「自分は健康だ、がんでないもの」
という人もその境界線はもともとはあいまいなものだということを
知る必要があると思います。
あっちもこっちもなく、線をまたいで行ったり来たり。

人前で話す仕事も先生と生徒の垣根はどんどんと今、
ボーダレスです。

負ける時は負ける。
すごい人が来る時は来る。

それでいいじゃないか、と思う秋の夜です。

HPへ
ブログへ
メルマガへ
情報ブログ「ワンセルフカードの広場」を8月からスタート

|

« エンジェル・アドボケイト(天使の提唱) (vol.469/2012.9.14) | トップページ | 小魚を煮るように (vol.471/2012.12.10) »

心と体」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。