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人生の親戚(vol.479/2014.03.07)

大江健三郎の『人生の親戚』という小説を見つけ
今、読んでいる最中。

主人公はまり恵さんという女性。
彼女は障害のある二人の子を育てつつ離婚もし、
本当に色んなことを乗り越えて生きている。
しかし、なんと、その二人の子供がある日、自殺をしてしまう。
こんなすごい体験を抱えながら生きている。

そこで作者の大江氏はタイトルにあるとおり
「人生の親戚」という考え方を紹介している。

どこの家でも親戚と言うのは
結構、一人くらい嫌な奴がいるもの。
でも別れられない存在。

うちの家の親戚も特に子供の頃を振り返ってみると、
大変だったなぁ。
来なくていい時に来たり、
早く帰ってほしいのに長居をしていったり、
余計なものを一杯送ってきたり、
お金を借りに来たり、
法事の酒の席で暴れたり。。。
(*_*;

ところで「人生の親戚」という言葉は
スペイン語では「人生の悲しみ」とも読めるらしい。

好きじゃないけど
付き合っていかなければいけないもののことを考えると、
いいとか悪いでなく、人生は切ない。

自分は乳がんと言うか、
がっぽりと無くなった片胸を見るにつけ、
浅いポジティブシンキングは入り込む隙間なく
やっぱりこうした体で生きていくことは辛く悲しい、ものだと思う。

退院当時、一生懸命考えて
HPのタイトルを「ブレスト・キャンサー・ギフト」
(乳がんからの贈り物)としてみた。
14年も経ってみるとその通りでもあり、
上述のような観点から見ると
自分はちょっと頑張ってよいところを見ようとしていたなとも思う。

とはえ、嫌なものはあっちいけ、でなく、
一緒に生きていくスタンスは変わりなく、これからも。
正に人生の親戚感覚で我が乳がんと共に。

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