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「元がん患者」という恵み(vol.494/2015.08.21)

「進行がん」というのは
末期(他の臓器に転移している)ではないけれど、
腫瘍が5センチ以上の患者をこう呼び、
「完治」という言葉は使えないのだと、
以前に主治医がすまなさそうに
声を落として教えてくれた。

Nature1014

このところ、講座を受けに来てくださる方々が
「ブルータス、お前もか」状態に
「実は。。。」とがん告知や
その疑いで経過観察と言われたと
講座の後に残って話していかれる。
ときには個人セッションを申し込んで行かれたり。

そんな大切な話を打ち明けてくれるのは
勿論私ががん先輩だからだ。
西洋医学からすると私は上述のように
完治はないのでずっと患者なのだけど、
16年も経つと気分的には「元がん患者」だ。
この「元」という言葉がどんなにか光を与えてくれるかは
不治の病を宣告されても
生きのびている当事者でないとわからないことだろう。

私はこの「元」あるいは「以前」という言葉を
とても気に入っている。
なぜならそれは恵みの響きがするから。

そしてこれはどんなことでも、
実は一過性のもので、
よい方向に人生の水が流れていくことを意味している。

仮に権威ある人が科学的な根拠から
人に何かを言ったとしても
そうなるとは限らないということを
私は進行がんと共に16年生きてきたことで
身をもって痛感する。

Nature1015

生も死も、
そしてそれ以外の成功も失敗も
外界の力に単純に服従してはいけないと
つくづく思う。

人生の操縦桿を
もし誰か違う人に握らせていたとしたら、
ただちに取り戻さないといけないと思う。
内なる権威は皆、それぞれ自分の中にあるのだから。

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